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商用可の日本語フォントは?Google Fontsなら無料でMacに追加も簡単

パソコンで使えるフォントは奥が深いですよね。
日常で使う文章に必要な漢字をほぼ網羅して新しい書体を提供してくれる作者様達には頭が下がります。

文字を書く人

パソコン内にはプリインストールされているフォントがあります。
後から追加したフォントもあります。
このブログ内(WordPress)で使えるフォントもあります。
それぞれのアプリで独自に使えるフォントもあります。

最近の技術発展に伴い著作権問題に不安も感じます。
もちろん個人で非商用にしか使わないなら気にしなくてもOKですが、商用と非商用の境目のジャッジも難しいですから。

ちなみのこのブログは一人でブツブツ呟いている個人ブログですが、広告を表示させているので商用利用です。

さらに商用利用と商標登録は別物です。
ロゴなどのデザインとして商標登録可能かどうかは書かれていないことが多いのですが、利用規約に明確に商標登録OK!と書かれていない限りは許可を取る必要があると思っていた方が良いでしょう。
トラブル回避の為にも。

ちょっと混乱してきたので、商用利用について普段使っているフォントを整理しながら『Google Fonts』で新しいフォントを追加しました。

自分のパソコンはMacなので、Macから見た日本語フォント界隈の景色です。

*記事内は2023年3月時点の情報です。

Mac内のフォント

Macの「Font Book」内にプリインストールされているフォントは商用利用可能!
おそらく。

Apple サポートコミュニティ>macにデフォルトで入っているフォントの商用利用について

↑は2020年9月のAppleサイト内でのディスカッションです。

「おそらく」と付け加えたのは、その後に追加されたフォントにも全て適用されるかどうかは疑問ですし、フォント配布元の対応も変わっている(いつのまにかサポートをやめていたりする)ことがあるからです。

目立つ場所(商品のメインデザイン内とかポスターのタイトルとか?)に使うなら大元配布サイトの最新利用規約も読んでおいた方が良いですね。

まあ、Macユーザーは「Font Book」内にプリインストールされているフォントを使うのが安全策と言えるでしょう。

Mac以外のフォント

作者様が無料で配布してくださっているサイトも沢山あります。
配布サイトで書体ごとに利用規約の確認が必要です。

アプリで独自に使えるフォントはアプリの利用規約に準じます。
例えばAdobe Fontsですが、全てのCreative Cloudプランに含まれていてCreative Cloudのどのプランでも追加料金なしで商用利用可能です。

以前、Microsoft Officeの試用版をインストールした時の名残りでいくつかのフォントが入っています。
Windowsにプリインストールされているフォントの商用利用はWindowsユーザーでも確認が必要みたいなので、Macユーザーも要注意です。

MSフォント&メイリオ

Windowsで真っ先に思い浮かぶのは、MS明朝&MSゴシックとメイリオですね。

ざっくり解釈すると、WindowsにプリインストールされていてWindowsの各アプリで使うには商用利用OK。
MacでもMac用にフォントを購入したなら商用利用OK。
勝手にWindowsからコピーしたならもちろんNG。←自分は理解していても誰かに作業を頼んだ時に使ってしまう可能性もありますよね……。

MacユーザーはMSフォントはあまり使わないと思いますが、使用権はWindowsのOSに準ずるようです。
Microsoft>マイクロソフトソフトウェアライセンス条項>WINDOWS オペレーティングシステム

メイリオに関しては、少し細かいライセンス情報が配布サイトに書かれています。
fonts.com>Meiryoメイリオ>ライセンス情報

RICHO フォント

主にHGで始まるフォント名ですね。

商用利用には、商用ライセンスの購入が必要です。

RICHO HOME>フォントトップ>フォントのライセンスでできることの範囲を見る/広げる(商用利用)

HG創英のポップ体やゴシック体は書類に使いがちなので、商用利用では使わないよう気を付けなければ。

ダイナフォント

ダイナコムウェアのフォントで、DFPで始まるフォント名ですね。
DFP勘亭流やDFP隷書体など魅力的で個性的なフォントがあります。
和風と言えば?の書体です。

ダイナフォントは、フォントのパッケージ製品を購入していれば使える範囲と、購入していても許諾契約が必要な範囲があり、商用利用には細心の注意が必要です。

DynaFont>サポート>FAQ一覧>DynaFont(ダイナフォント)使用許諾範囲について

う〜ん難しい、ダイナフォント恐るべし⁈

Googleフォント(Google Fonts)

やっぱりMacにプリインストールされている日本語フォントだけだと寂しいんですよね〜。

商用利用可能な日本語フリーフォントを追加したくなりますよね〜。

配布サイトは沢山ありますが、信頼できる大元のサイト、個人情報を登録しなくても良いサイト、メンテナンスがされているサイト……、調べるのが大変ですね。
一時期、主に海外サイトですが、フォントに見せかけてランサムウェアをインストールさせる手口があるというニュースを読みましたから。

そうだ、まずは『Googleフォント』だ!

『Googleフォント』はWebフォントとして使うイメージが大きいですが、Mac内の「Font Book」にインストールして使うこともできます。
ただし、日本語は容量が大きいので、必要な分だけにしましょう。

『Googleフォント』なら無料で商用利用OK、今後書体の追加も期待できます。

Macにインストール

Google Fonts』の配布サイトで言語を「日本」にして検索します。

Googleフォントの配布サイト

2023年3月時点で52書体ありますね。
どれが良いかな♪どれが良いかな〜♪と歌いながら選びます。
歌わなくても良いです。

お好みのフォントを選んだら、右上の「Download Family」をクリックします。

Googleフォントをダウンロード

.zipファイルがMacにダウンロードされるので解凍しておきます。

Macの「Font Book」を開きます。
見つけにくければLaunchpad(アプリ一覧画面)でfontと検索すると出てきますよ。

MacのLaunchpadで「Font Book」を検索

メニューのファイル>フォントを追加、または”+”をクリックします。

Macの「Font Book」でフォントを追加

先ほど解凍したファイルを開きます。

Macでフォントファイルを開く

システムフォントとしてインストールされる書体と、ユーザーフォントとしてインストールされる書体があるみたいですね。

許可が必要な場合はパスワードを入力します。

Macでフォントのインストールを許可

これで、「Font Book」に追加されました。

自分のお絵描きアプリAffinityシリーズにも追加されています。

Webフォントとしての使い方は、他を検索してみてね。

Googleフォントの注意点

『Googleフォント』なら無料で商用利用可能ですし、PCにダウンロードしてもWebフォントとしても使えますし、とりあえず?Googleだからセキュリティ面も比較的安心です。

利用時の重さ(PCへの負担や表示速度の遅さ)を感じたら使わない方が良いかもしれませんが、試してみるだけでもオススメです。
「Font Book」内で使用停止や削除の管理ができます。

様子見している注意点が、どうやらEUの一般データ保護規則(GDPR)でWebフォントとしての『Googleフォント』はプライバシー権の侵害にあたるという判断になっていることです。

PCにダウンロードして使うなら問題無いのですが、今後Googleが何らかの対処をしてシステムをガラッと変えるかもしれません。
利用規約も変わる可能性があるので、GDPRのニュースは遠いヨーロッパの話と言えど、インターネットを利用するなら注目していきましょう。
違反者にはなりたくありませんからね!

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