2020年8月に発売になった『Nature Remo 3』を早速購入しました。
初めてで念願のスマートリモコン。
届きました!
シンプル!
さ〜て、我が家をIoT化するぞ!
先に購入していた『Google Nest Hub』も繋いで、あれもこれも「OK Google」。
外出先でもリモコン操作!
オートメーションで指定通りにピッ!ピッ!ピッ!
……簡単にはいかないようです。
『Nature Remo 3』をオススメポイント、期待していたのとは違った点も。
IoT化の最初の一歩を踏み出してみました。
▪︎contents▪︎
スマートリモコン『Nature Remo 3』とは
日本のNature 株式会社が開発しているNature Remoシリーズの2020年8月最新作!
価格:9,980円 |
『Nature Remo 3』が家中の赤外線リモコンを記憶してくれるのです。
Wi-Fiで接続してスマホの専用アプリ(アカウント登録あり)から操作したり、更にスマートスピーカーも接続したら声でも操作できるようになります。
必要なのはWi-Fiが2.4GHz。
スマホが iOSは12.0以降、Androidは6.0以降で、専用アプリ『Nature Remoスマートリモコンで快適な生活を』をインストールできる事。
そして、赤外線リモコンで操作できる家電達。
スマートスピーカー(「OK Google!」や「Alexa!」と話しかけるやつ)が無い場合はスマホ操作だけになりますが、リモコンがスマホ1つにまとまるというのが最大のメリットです。
初期設定はとっても簡単でした。
Wi-Fiルーターの近くで『Nature Remo 3』の電源を入れて、専用アプリを立ち上げたら指示に従うだけ。
アドレスを登録、Wi-Fiに接続するためにWi-Fiのパスワードを入力、ダウンロードはしばらく時間がかかります(数分)が、届いたメールからログインが完了したら、そのままリモコンの登録です。
あっという間に基本の操作はできるようになりました。
テレビのリモコンは登録するだけで電源ボタンはもちろん、チャンネルや番組表、入力切替、データボタンなどなど、すぐに使えるようになりました。
機種やメーカーによって違うかもしれませんが、我が家はけっこう古い「東芝REGZA」です。
その他の家電、我が家の場合はDVDレコーダーや扇風機は電源ボタンのみが登録されました。
表示されるボタンが足りない場合は追加します。
↓DVDレコーダーのリモコンは少々面倒ですが、1つ1つボタンを『Nature Remo 3』に向けて反応させて追加していきました。
これで赤外線リモコンが必要なくなりました。
スマホのアプリを開く手間がありますが、テーブル上の目障りなリモコンを見えない所にしまう事ができました。
我が家はスマートディスプレイ『Google Nest Hub』で音声操作もOK。
『Nature Remo 3』と『Google Nest Hub』を接続するのは、スマホの『Google Home』アプリからです。
「OK Google!チャンネルを5にして!」でテレビの操作もできます。
「テレビの〜」を省略してもわかってくれます、グッジョブ。
(たまにYouTubeに接続するけど……)
ま〜、声でストレスなく操作できるのは、電源・音量・チャンネルなど、ごくごく基本的な操作です。
『Nature Remo 3』の「シーンを追加する」にボタンと名前(音声コマンドになる)を登録すると少し複雑な音声操作もできるのですが、これがなかなか……、成功率がイマイチ……。
音声操作に関しては、何か裏技でも見つかったら今後レポートしたいと思います。
さて次は、『Nature Remo 3』だけでできる便利な設定をオートメーション(自動化)で…………、ん?
オートメーションで本領発揮のはずが⁈
オートメーション(自動化)とは、トリガーと家電操作を組み合わせて指定した動きを自動で行ってくれる機能。
『Nature Remo 3』にはオートメーションに利用できるトリガーがこんなに。
- GPS
- タイマー
- 温度
- 湿度
- 照度
- 人感
例えば、GPSを使って自宅から300m離れたら照明をオフ。
例えば、温度が28℃になったらクーラーをオン。
例えば、人感センサーで家に帰ってきたらテレビをオン。
ウキウキする機能です。
あんな設定やこんな設定、これこそIoT化の醍醐味です。
何となくできない事はありません。
ん〜、だがしかし、完璧にはできないんですよね〜。
ちょっとした問題の1つが、多くの家電でオンとオフの認識が一緒である事。
「オンにする」のつもりでも、その時にオンの状態だったらボタンを押す事でオフになってしまいます。
上記の例では、温度が28℃になったらクーラーをオンの設定のつもりでも、28℃以下で手動でクーラーをオンにしていたら、28℃に上がった時点でオートメーションが作動してオフになるのです。
そして、スマホの画面ではどちらの状態かわからないので、外出先で電源が入っているかを確認するのは難しいのです。
ボタンを連打してしまったら、もうお手上げ。
今後、オンとオフで別の認識ができる様になると良いのですが……。
ちなみに、『アイリスオーヤマのスマートLED電球』(『Nature Remo 3』とは接続できない)は、専用アプリの中でオンかオフかがわかるので、外出先でも安心して操作できます。
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ちょっとした問題の2つ目が、人感センサーの認識範囲が狭すぎかもしれない。
よく玄関や階段で使われる人感センサーライトに付いている半球型のセンサーは上下左右120度ぐらいを認識するのですが、『Nature Remo 3』の認識範囲はそんなに広くないです。
『Nature Remo 3』はビームの様に真正面しか認識していないかもしれない。
外出から家に帰って人感センサーが反応したらテレビをオン!を目指して設定してみたのですが、家に居てもセンサーの範囲内で動かなければ居ないと思われ、ちょっと動くとセンサーが反応してテレビを観ているのにオートメーションが作動してオフになります。
最後に人感センサーが反応してから指定した時間(1分〜24時間)は作動しないのですが、調整が難しいです。
映画でも観ていたら1時間ぐらいはじっとしているし、2〜3時間作動しない設定にすると買い物して帰ってきたのにセンサーが作動してくれない宝の持ち腐れになってしまいそうです。
人感センサーって、とっても便利なはずなんです!
『Nature Remo 3』を購入したのは間違いではないけれど、何かが足りない!
『Nature Remo 3』の発展に期待
多くの家電でオンとオフの認識が一緒である問題は、『Nature Remo 3』の今後の発展に期待します。
現時点では、コンセントの抜き差しで電源オンオフができる家電なら、コンセントと家電のプラグの間にスマートプラグを挟む事で外出先でもオンオフを確認できます。
……となると、『Nature Remo 3』とは別のスマートプラグ専用アプリが必要になって、またアプリが増えてしまうのでなるべく避けたい。
同じNatureシリーズからスマートプラグを発売してくれるのなら購入も考えます……。
できればシンプルな繋がりで沢山の家電が操作できるシステムにしてほしいですね。
『Nature Remo 3』からBluetooth対応機器に接続できる様になりました。
2020年8月時点ではカーテンが自動開閉できる「mornin’ plus」のみですが、これから増えるはずです!
お腹がすいたら自動でご飯を作ってくれるとか、疲れたら自動でマッサージしてくれるとか⁈
あっ、赤外線リモコンは捨てたらダメですよ!
全てのボタンを登録できるとは限らないし、Wi-Fiなどの通信トラブルがあったら家電を動かす事ができなくなります。
見えないけれどすぐに取り出せる場所に保管しておきましょう。
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