まだ2つ折りケータイを発売してくれるメーカーさんには感謝です。
電話とメールだけで良いなら物理ボタンの携帯電話が便利ですから。
＊記事内は2025年6月時点の情報です。
今回は、FCNTから新発売です。
FCNT合同会社は以前の「富士通の携帯端末事業」ですが、独立や再建を経てレノボグループ傘下として携帯端末の開発・販売を続けてくれています。
「ドコモ らくらくホン」のカテゴリーで、『らくらくホン F-41F』が2025年8月上旬以降発売予定です。
（2025年6月末時点で価格未定）
もう一つの「ドコモケータイ」のカテゴリーでは、『DIGNO® ケータイ KY-42C』が2023年3月（KY-43Cは同年4月）に発売されて以来音沙汰無しですが、こちらの新機種は発売されるでしょうか……。
さて、とうとう、いよいよ、ドコモの3Gが2026年3月31日（火曜）に終了です。
ギリギリまで3Gケータイを利用していた方々に向けての新機種発売ですね。
『らくらくホン F-41F』は、やはりシニア（高齢者）向けとしてアピールされています。
ドコモ公式サイト＞ドコモ らくらくホン＞らくらくホン F-41F
または、
FCNT公式サイト＞らくらくホン＞らくらくホン F-41F
両サイトで、製品の詳細を確認できます。
（FCNT公式サイトの方が詳しいです。）
ただ、頑丈な携帯電話としてもう少し幅広い年代に向けてもアプローチしても良いようにも思います。
パソコンやタブレットとの併用での電話専用端末としてもOKです。
本体の基本仕様は、すでに4Gに対応している2つ折りケータイと比べても、それほど進化している訳ではありません。
- サイズ（折りたたみ時） 高さ：約113mm /幅：約52mm /厚さ：約16.9mm
- 重量 約134g
- SIM nanoSIM
- 内蔵メモリ RAM：1GB /ROM：8GB
- 外部メモリ microSD：2GB /microSDHC：32GB
- バッテリー容量 1,500mAh
- ディスプレイサイズ メイン（TFT）：約3.0インチ/サブ（TFT）：約1.5インチ
- アウトカメラ 有効画素数：約800万
- USB Type-C
- 通信方式 4G(LTE) / 3G
＊3G(国内)は非対応 - Wi-Fi IEEE802.11b /IEEE802.11g /IEEE802.11n (Wi-Fi 4)2.4GHz
- Bluetooth 4.2
- MIL規格 14項目対応
- 防水機能 IPX5 / IPX8
- 防塵機能 IP6X
- FMラジオ ＊利用にはアナログ方式のUSB Type-C接続イヤホンが必要
- 緊急速報
ありそうで”無い”ものは、ワンセグ、生体認証、FeliCa（おサイフケータイ）、泡ハンドソープで洗える、アルコール除菌、赤外線通信、テザリング、イヤホンジャック、インカメラなどです。
もちろん、SNSなどのアプリを入れるのも”無し”です！
4Gに対応した「ドコモケータイ」や「らくらくホン」をすでに利用しているなら新しく感じませんよね。
ただ、ドコモで3Gの携帯電話を長年（軽く10年以上？）使っていて、いよいよ4G対応機種が必要になった、普段はパソコンやタブレットもあまり使わない方々向けに重要かなと思う機能が「迷惑電話・迷惑メール対策機能」です。
セキュリティはできるだけ強化していただきたい。
- 迷惑電話対策機能
電話帳に登録されていない番号の着信に対して、通話を録音する旨を案内する専用ガイダンスを流す - らくらく迷惑メール判定
怪しいキーワードが入ったメール・メッセージに対して、返信や電話応答、文中のリンク（URL）の操作を行うことに注意を促すメッセージを表示
＊注意喚起を行うのみであり、あらゆる詐欺や迷惑電話・メールを未然に防ぐことを保証するものではありません。
その他の便利機能として、
- あわせるビュー 使う人の年齢に合わせて、見やすい画面の色合いに調整
- あわせるボイス 使う人の年齢に合わせて、相手の声を聞こえやすい音質に調整
- ボイスレコーダ 音声を録音して、本端末やmicroSDカードに保存したり、メールに添付して送信可能
- 通話メモ 電話を切る約1分前からの通話またはすべての通話を録音
- ワンタッチブザー 設定で有効にしておくと、緊急時に簡単な操作で大音量のブザーを鳴らすことができる
- お薬アラーム 設定しておくと、お薬の使用時間にアラームでお知らせ
- 「らくらくホンセンター」が通話料、利用料無料で利用可能
スマートフォンでSNS疲れして、昔ながらの携帯電話に戻ってくる人もいるとかいないとか？
フリック入力に慣れていたら、トグル入力には苦労すると思いますが。
『らくらくホン F-41F』は「ドコモ らくらくホン」です。
PCメールと連携したり、たまにフルブラウザでネット環境に繋げる必要もあるなら「ドコモケータイ」から選ぶのがオススメです。
『らくらくホン F-41F』は、「ドコモケータイ」の機種と比べると親切機能が多く、大きさや明るさで見やすく、シニア層（高齢者）やスマホに不慣れな人が安心できます。
シンプルなエントリーモデルのスマートフォンも十分選択肢だとは思いますが、2つ折りケータイが絶滅しないよう『らくらくホン F-41F』も注目されることを願います。
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