古いVHS（ビデオテープ）をMP4に変換したくて「カメラのキタムラ」へ

最近、押し入れを整理していたところ、古い1本のVHS（ビデオテープ）を発見しました。

消去したくない想い出の映像です。
しかし、約30年前の120分のVHSテープです。
今後も観たい、持ち歩けるスマホやタブレットでも観たい、誰かと共有するかもしれない、でも断捨離もしたいので物は増やしたくない。

VHSのビデオテープを動画データ（MP4）にする方法を探りました。

＊記事内は、2024年2月時点での情報です。

DVDはあっても無くてもOK。

まず自宅で自力でできれば……、早々に諦めました。
できなくはないですよ！

まず自分のパソコンにはDVDスロットが付いていません。
必要になったらDVDプレーヤーを買おうと思っていましたが、今まで1度も必要に迫られませんでした。
世の中にはビデオデッキから直接データ化できるビデオキャプチャーなる物もありますが、1万円以上はします。
今回データ化したいVHSテープは1本なので、機材を買うほどではありません。

VHSテープを観るためのビデオデッキはある（故障寸前かも）ので、もし今後、何本も動画データにしたいテープがあったら自力ダビングにチャレンジすることにします。

今回はVHSなどのビデオテープを動画データに変換するサービスを探しました。

VHSテープをDVDにするだけなら沢山ありますね。
ネット受付のみのダビングサービス・家電量販店・デジタルに強い街の写真屋さんやプリントサービスなどなど。

その中で、MP4にも変換してくれるところは？
直接MP4にしてHDD（ハードディスク）やUSBに保存してくれるサービスもありましたが1本のVHSテープを変換するだけなら割高です。

どうやら実用的なのは、VHSテープをDVDにダビングしてオプションでスマホやタブレットにダウンロードできるサービスです。

ネットサービスだとほとんどの場合、送料がプラスしてしまいます。
できれば街に出たついでに受け渡しできるところは？

お住まいの地域で状況が変わりますが、自分の居住地ではいくつかの家電量販店か「カメラのキタムラ」でした。

料金のシステムは、1本あたり〇〇円の場合と、映像の時間（分）によって変わる従量制があるようです。

映像時間（分）には注意がありますよ！
”3倍録”ってもう死語でしょうか……、そもそも”VHS”が通じないか……。
例えば120分のVHSテープでも実は360分の映像が入ってる場合があります。
VHSの3倍録、それはそれは画期的な技術でした……、遠い目……。

実際の録画時間を確認できない場合は、1本あたり〇〇円のところか、料金が跳ね上がらないオプションを付けておく方が良いかもしれません。

その他、テープの劣化（カビや癒着・シワなど）がひどくて修復が必要だった場合のオプションもあるので必要に応じて検討します。

自分のVHSテープは確実に120分の映像で、おそらく修復は必要ありません。

ということで、買い物のついでに足を運べてシンプルな従量制の「カメラのキタムラのプリントサービス」にお願いすることにしました。

2024年2月時点での「カメラのキタムラ」の料金システムは、

【ビデオテープ(VHSなど)からDVDダビング】の基本料金が、
60分まで1,650円、 以降60分ごと 550円
（ビデオの本数によりおまとめ割引もあり）

『トラブル補修』として、
お得パック 修復パック550円／本
追加作業の場合 軽度のカビ取り2,750円／本、癒着・シワ3,850円／本

『各種オプション』が、
長時間保証825円／本
スマホプラス550円／本
インデックスプリント330円／本

『プレミアムパック』は、
「修復パック」「長時間保証」「スマホプラス（インデックスプリントつき）」をまとめたお得なおまかせパックで1,650円／本

自分はDVDダビング基本料金に、オプションのスマホプラス550円を付けました。
納期は約1ヶ月で、出来上がったら電話をいただけるシステムです。
支払いは完了後の引き取り時です。

ちなみに「カメラのキタムラ」では、ネット注文もあります。
送料込み2,200円／本で、スマホプラスは店頭注文のみです。
スマホプラスが第一目的だったので結局は店舗に行かなければなりません。

スマホプラスでは、「カメラのキタムラ」アプリをスマホやタブレットにインストールして、出来上がったDVDパッケージに印刷されているQRコードを読み取って映像をMP4でダウンロードできます。

画像は低解像度とのことです……。

編集（分割）して書き出すことも可能ですが、合計10回までです。

スマホ本体への保存は仕上がりから約90日間なので早めにダウンロードしましょう。

ダウンロードにはWi-Fiが必須です。
今回変換した自分の映像の場合、120分で容量が1.75GBありました。

映像を誰かと共有したい場合、大容量データを送信するサービスも便利ですが、期限内ならアプリを入れてもらってQRコードを見せる方法もありますね。

＊映像ダビングは、むかーしむかしの規制が緩かった（無視していた？）時代よりも基準が厳しいので、個人的な記録以外（テレビ録画など版権・著作権があるもの）は断られるかもしれません。

「カメラのキタムラ」は店頭でスタッフさんが諸々を事前に説明してくれると思いますので、納得してから注文してください。

自分は「カメラのキタムラ」の店頭注文、無事完了しました。
納期は思ったより早めに仕上がったので2週間程度でした。
60分のダビング料金1,650円＋追加60分550円＋スマホプラス550円で合計2,750円。
クーポンがあったので300円引きで2,450円。

120分VHSテープのDVDダビングだと平均的な料金だと思います。
大事なテープだとあまりに激安だと不安になりますから……。

DVDダビングを省略してMP4でダウンロードするだけのサービスでも良いのになと思いましたが、まだまだメインの需要はDVDみたいですね。

VHSのビデオテープに詰まっている想い出の映像を救出するならお早めに！