最近、改札で「手首をかざしてピッ!」としている光景を見かけますね。
スマートウォッチでタッチ決済です。
……腕や腰をやや辛そうにひねっている光景も見かけます。
交通系ICカード「Suica」が標準装備されるようになってきて使い勝手も増しています。
地方の交通系ICカードも登録させてくれるともっと魅力が出るんですけど。
Wear OS by Google搭載のスマートウォッチで『Google Pay』が日本でも利用できるようになれば「手首でピッ!」がもっと普及しそうですが、どうも日本はAppleの勢力が強い。
2021年10月時点でスマートウォッチで使えるタッチ決済4種について考えてみました。
もし、自分が購入するなら!という主観がめちゃくちゃ入っています!!!
『Apple Pay』以外の「Suica」は『Google Pay』を経由して設定が必要なんですね。
その他の電子マネーは別のアプリで……、ややこしや。
スマートウォッチ本体も、〇〇ペイが利用できても「Suica」には対応していないなど機種により様々なので、購入前に必要な機能が搭載されているか?しっかり調べる必要があります。
「Suica」だけを設定して使うというのも案外ありです。
尚、2021年(日本はまだみたい〜)にはWear OS by Google搭載のスマートウォッチで『Google Pay』が使えるようになります。
Googleさんも、日本でも近々本気を出しますか?
*記事内は2021年10月時点の情報です。
▪︎contents▪︎
はじめにまとめ
まずは、『Apple Pay』、『Fitbit Pay』、『Garmin Pay』、『ソニーのタッチ決済』について、簡単に表(横スクロールあり)にしてみました。
*2023年12月31日をもってソニーのwena製品における「おサイフリンク」への対応を終了と発表されました。
wena>サポート>wena wrist、wena wrist pro、wena wrist active、wena 3をお使いのお客様へ アプリケーション「おサイフリンク」のサービスの終了について
Apple Pay | Fitbit Pay | Garmin Pay | ソニー | |
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対応銀行 /カード | Apple公式サイト> Apple Payに対応している 銀行とカード発行元 | ソニー銀行/Sony Bank WALLET PayPay銀行/Visaデビット *SuicaはGoogle Payの登録カード | PayPay銀行/Visaデビット 三菱UFJ銀行/三菱UFJ-VISAデビット ソニー銀行/Sony Bank WALLET *SuicaはGoogle Payの登録カード | おサイフリンクで設定できるカード *SuicaはGoogle Payの登録カード |
設定アプリ | Wallet (iOS) | Fitbit (Android/iOS) | Garmin Connect Mobile (Android/iOS) | おサイフリンク(iOS)*Suica以外 wena 3(Android/iOS)*Suica |
交通系 電子マネー | Suica PASMO | Suica (Google Payで登録・チャージ) | Suica (Google Payで登録・チャージ) | Suica (Google Payで登録・チャージ) |
その他の タッチ決済 | iD・QUICPay WAON・nanaco 一部のVisaタッチ決済 | Visaタッチ決済 | Visaタッチ決済 | 楽天Edy iD(ドコモ回線のdカードのみ) QUICPay(株式会社ジェーシービー以外) |
注意! | もちろんiOSのみ | Googleとの連携により 変化する可能性あり | Garmin PayのSuica対応でも Garmin Pay非対応機種あり | 設定にはiOS端末が必要 設定後はAndroidでもOK |
「Suicaだけを利用」か「Suica以外を利用」か「両方とも利用」で設定の方法(複雑さ)が大きく変わります。
全部使いたいなら、使い易さは「Apple Watch」が一歩リードに見えます。
Apple Pay
日本で「Apple Watch」の『Apple Pay』で支払うには、「Apple Watch Series 3」以降か日本国内で購入した「Apple Watch Series 2」が必要です。
ただし「PASMO」「WAON」「nanaco」は、「Apple Watch Series 3」以降のみです。
独自のシステムで独特の使い勝手になっていますが、慣れたら使いやすいんだろうな〜と思います。
詳しくは、Apple公式サイト> Watch へ
メリットは、
- 『Apple Pay』に対応する銀行&カードが多い
- 「Suica」だけでなく「PASMO」も対応
(他の交通系ICカードも登録できるようになるのでは?と地方民に期待させる⁈) - iPhone(さらにMacも)を使っているなら統一できる利便性はダントツ
- 予備電力機能付きエクスプレスカード設定したら認証も省略できる
- 「Apple Watch」自体が多機能&魅力的
考えられるデメリットは、
- 「Apple Watch」本体のバッテリー持ちが短い
- Androidに機種変更したくなった時に悩む
- Apple端末の本体がやや高価
- どのシリーズもデザインにあまり変化が無い
「PayPay」や「au PAY」はコード決済で利用可能です。
もちろん、「Apple Watch」に表示されたバーコードかQRコードを店舗側に読み取ってもらうタイプの決済方法のみです。
長く使い続けるなら『Apple Pay』を全てのApple端末で利用するのが便利で安心感もありますね。
Fitbit Pay
『Fitbit Pay』は「Fitbit Charge 5」、「Fitbit Charge 4」、「Fitbit Ionic」、「Fitbit Sense」、「Fitbit Versa 2」、「Fitbit Versa 3」、および「NFC チップを搭載したFitbit Charge 3」と「Fitbit Versaの各エディション」で利用可能。
「Suica」も利用できるのは「Fitbit Charge 5」、「Fitbit Sense」、「Fitbit Versa 3」、「Suica対応バージョンのFitbit Charge 4」のみ。
日本より世界で知名度があるFitbitが作った『Fitbit Pay』。
ですが、FitbitとGoogleが連携したので、今後、大きく方針転換する可能性があります。
↓突然使えなくなる事は無いはずですが、個人情報の扱いなど、気になりましたら以前の記事も宜しければどうぞ。
詳しくは、Fitbit公式サイト へ
メリットは、
- Googleの機能も取り入れて便利になる可能性がある
- フィットネストラッカーとしての機能に信頼性が高い
- 本体価格はお手頃
Googleと連携以外の気になるデメリットは、
- 『Fitbit Pay』に対応する銀行&カードが少ない
- スマホとのペアリングに難儀する可能性あり(自分の経験です)
- 『Fitbit Pay』の知名度が低いのでレジで手間取るかも→セルフレジが増えたので解消されつつある
最近、「Suica」も使えるようになった「Fitbit Sense」です。
(OS5.2へのアップデートが必要です)
スマートウォッチの全機能を堪能するなら、現行機種の中で最上位の「Fitbit Sense」をオススメします。
価格:32,980円 |
Garmin Pay
『Garmin Pay』対応機種(Garmin公式サイト)は、こちらから。
『Garmin PayのSuica』対応機種(Garmin公式サイト)は、2021年10月時点で23機種。
※ 『Garmin PayのSuica』 に対応していても、『Garmin Pay』に対応していない機種もあるので要注意です。
『Apple Pay』に比べると少し複雑です。
詳しくは、Garmin公式サイト へ
メリットは、
- 対応機種が豊富(値段も幅広い)
- 本格的アウトドアが趣味ならデバイスの機能(各種センサーによる計測など)が魅力的
やはりデメリットは、
- 『Garmin Pay』に対応する銀行&カードが少ない
- 本体デザインはゴツめ⁈
- 自分に最適な機種選びに苦労する
ギリギリお手頃価格?で、少し小ぶりで普段使いにもギリギリOKなのは「Venu 2S」かな。
GARMIN スマートウォッチ GPS Venu 2S Mist Gray / Silver【日本正規品】 010-02429-62 小 価格:47,080円 |
ソニーのタッチ決済
どこを見てもソニーペイ?のような名称は付いていないんですよね。
ソニーというブランド名もあまり前に出していません。
コンセプトも独特で、なかなか理解できませんでした。
タッチ決済はスマートウォッチの多くの機能の中のほんの一部なんでしょう。
『Apple Pay』に比べるととっても複雑です。
「wenaシリーズ」は、腕時計のバンド部分にスマートウォッチとして必要な機能を内蔵しています。
本体の時計の反対側(手首の内側)にスマートウォッチ機能があるという事ですね。
「wena 3」から「Suica」も対応になっています。
念を押しますが、「wena 3」とはバンド部分の名前ですよ。
詳しくは、「wena 3」特設サイト へ
メリットは、
- タッチ決済以外のスマートウォッチ機能も充実
- コラボモデルも沢山あり、head(時計部分)と合わせて選ぶのが楽しい
- ガジェット好き・カスタマイズ好きにはたまらないコンセプト
- 日本のプロジェクトチーム(wena project)である安心感
デメリットは、
- 設定がとにかく複雑
- iOS端末もAndroid端末も持っていないと全機能を堪能するのは難しい
- head(時計部分)とバンドを両方購入すると高価になるかも
(着脱部分のサイズが合う時計があれば利用できる) あまり知名度が無いので、挫ける事なく開発を続けてくれるか不安?- 残念ながら2023年12月31日で終了です
設定の複雑さであまりオススメはできないけれど、
誰かチャレンジしてみて!
複雑さを超える楽しさを広めて!
そして設定が済んだ「wena 3」を譲ってくれないかな〜?
画像でもわかるように、「wena 3」はバンド部分です。
奥の切れ間にhead(時計部分)を取り付けるのです。
wena 3 metal Black(ブラック)スマートウォッチWNW-B21A/B対応ラグ幅22mm wena3【送料・代引手数料無料】≪あす楽対応≫ 価格:38,500円 |
さいごのまとめ
まだまだスマートウォッチに何種類も電子マネーを登録して使おうという雰囲気にはなっていませんね。
タッチで決済が完了するのは、スマホのアプリを起動させて〜画面にQRコードやバーコードを表示させて〜スキャンして〜場合によっては自分で金額を入力して店員さんに確認してもらって〜、よりもずっとスマートです。
今後、Wear OS by Google搭載のスマートウォッチで『Google Pay』が使えるようになると、各電子マネーもシンプルに登録・利用できるようになりそうです。
その時に、『Fitbit Pay』、『Garmin Pay』、そして『ソニーのタッチ決済』が独特の魅力的なコンセプトを失う事なく、もっと使いやすくなってくれるよう期待します。
「Apple Watch」が日本人には人気で、使いやすくて、なんとなくステータスにもなるのは分かっていますよ。
でもね、切磋琢磨して「大人が楽しい腕時計」を作ってくれるメーカーさんを応援せずにはいられないんです。
幼い頃、腕時計に電卓やゲームが付いていたのを「楽しそうだな〜」と見ていた世代なもので……。
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