『d払い（iD）』を利用している方”だけ”はご存知でしょう、『d払い（iD）』終了だと。
『d払い（iD）』はドコモユーザー限定で、おサイフケータイ＆携帯電話料金合算払いで利用できる決済方法です。
1年ごとに更新していたサービスですが、2024年4月以降は更新できなくなり順次サービス終了です。
↓以前の関連記事はこちら。
ドコモからのお知らせで『d払い（iD）』の利用者は『d払いタッチ』へ、もしくはその他の『d払い』や『iD』などへ変更がオススメされているのです。
もちろん、どれも使わない！諸々のDとは決別する！という選択もあります。
自分の場合、ドコモケータイ『AQUOS SH-02L』のおサイフケータイで『d払い（iD）』を利用しています。
『AQUOS SH-02L』はドコモと契約してドコモから買ったのに『d払い』も使えない、アプリもインストールできない機種なんですよ。
しばらく、悩みました。
電子マネーの『iD』は便利です。
タッチ決済なのでアプリを開いてQRコードを表示させる手間もかからないし、『iD』なら対応店舗も多いです。
＊スマートフォンで『iD』を使うなら、おサイフケータイ対応機種が必要です。
やっぱり便利な『iD』を使い続けたい！
まず、手持ちのクレジットカーやデビットカードに『iD』が対応していないか？
『iD』＞対応カード・サービス一覧 で確認できます。
う〜ん、手持ちのカードにはありませんでした。
もし、皆様の手持ちのカードが『iD』対応なら付けて、さらにスマホも対応なら利用できるよう設定してしまうのが楽ですよ。
新しくクレカを作る予定でドコモに骨を埋めるなら「dカード」にするのがお得です。
ポイントの付与率や各種キャンペーンも優遇されますから。
自分はクレジットカードをこれ以上増やしたくないし、2台持ちのAndroidスマートフォンはおサイフケータイ非対応です。
では、『dカード プリペイド』だ！
『dカード プリペイド』を申し込む
『dカード プリペイド』は三井住友カード株式会社が発行しています。
前払い(チャージ)式なので口座振替登録は不要、dアカウントを持っている12歳以上（中学生以上）ならウェブから申し込みできます。
クレジットカードと比べて制限はありますが、Mastercard／iD加盟店（ネットも含む）でも利用可能です。
事前に、三井住友カード＞dカード プリペイド＞ご利用上の注意 で利用できない加盟店なども確認してみてください。
ドコモと提携しているので、dポイントも貯まり（買い物200円ごとに1ポイント）、チャージにドコモの電話料金合算払いやdポイントも利用できます。
カード残高上限額は30万円です。
『d払い（iD）』だと最大でも1ヶ月3万円が上限だったのと比べると余裕ができますね。
1日のチャージ額の上限も30万円です。
早速、『dカード プリぺイド』サイトから申し込みます。
既存のdアカウントの氏名、住所、郵便番号、生年月日、携带電話番号、dアカウントメールアドレスを三井住友カード株式会社に提供することに同意します。
（別のdアカウントを作って申し込むこともできます。）
到着までは1週間〜10日程度です。
ドコモ回線契約者なら簡易書留、ドコモ回線契約者でなければ本人限定受取郵便（要本人確認書類）で受け取ります。
申し込み後、ちょうど1週間で到着しました！
クレジットカードと変わらない雰囲気でした。
Wi-Fi電波のようなマークは無いので、MasterCardのタッチ決済には使えないですね。
『dカード プリペイド』にチャージ
使う前にまずチャージですが、チャージ方法はいくつかあります。
あっ、クレカのように使えるので、裏面に記名も忘れずに。
ローソンでチャージ
レジで金額を伝えて、現金（1回につき1,000円から最大49,000円まで1円単位）でチャージできます。
マイページでチャージ
1回につき500円から最大5万円まで1円単位でチャージができます。
マイページにログインして、「携帯電話料金合算払い」（ドコモ携帯電話料金の支払いが口座振替またはdカードの場合に可能）、「dポイント」（1ポイント＝1円で期間・用途限定ポイントは不可）をチャージ、「dカード」の利用代金と合わせて支払い、「クレジットカード」、「インターネットバンキング」から選びます。
「電話料金合算払い」「dポイント」「dカード」でのチャージはNTTドコモのサイトへリンク、「インターネットバンキング」でのチャージは金融機関での支払い手続きに遷移します。
ドコモと契約している身としては、携帯電話料金合算払いが楽かなと思いますよね？
試してみようとしました、パソコンから。
しかし、ドコモのSIMが挿さっているモバイル回線の端末からのチャージ申し込みが必要で、ログインする手間（二段階認証かけてますし）も毎回必要なようで、1回目でもう面倒になりました……。
銀行ATMでチャージ
セブン銀行のATMで、現金で1回につき1,000円から1,000円単位でチャージできます。
近所のセブンイレブンに行って試しました。
セブン銀行のATMに『dカード プリペイド』を入れたら、［入金］のボタンしか表示されなかったので、頭を使う必要も無く⁈案外これが一番楽かな？と思いました。
チャージ手数料
●ローソン店頭、電話料金合算払い（dカード、dポイント）、セブン銀行のチャージ手数料：無料
●クレジットカードのチャージ手数料：204円
●インターネットバンキングのチャージ手数料：204円
＊VJAグループ発行のVisaカード、Mastercardカード チャージ手数料：無料
なるべく手数料は無料を選びたいですね。
チャージ後の返金はできません。
『iD』で買い物
カードが1枚増えてしまいましたが、『iD』は使い慣れているので問題ありません。
ピッと利用したら即引き落とし。
チャージや買い物をするたび、利用通知メールが届きます。
毎回通知はうるさく感じるかもしれませんが、不正利用に気付く為と残高確認の為に受け入れましょう。
『dカード プリペイド』に頻繁にログインするのも面倒です。
利用通知メールを停止する設定も見当たりません。
引き落としまで時間があるクレジットカードと比べてセキュリティはおそらく弱め、不正利用されないよう気を付けて！
それと、iPhoneやApple WatchならApple Payを通して『dカード プリペイド』を設定できます。
Androidにはさせてくれないんだな〜。
dポイントの利用登録
ここでもう一つ、「dポイントカード」を使えるようにしよう問題です。
『dカード プリペイド』に「dポイントカード」番号が付属しています。
『iD』を使えばdポイントは勝手に貯まりますが、ポイントを使ったり確認するために「利用登録」が必要です。
dポイントを確認するのは「dポイントクラブ」のサイトやアプリからです。
＊2024年6月現在、ドコモケータイ『AQUOS SH-02L』の「d munu」＞「dポイントクラブ」でポイントの詳細を確認しようとすると証明書エラーが出ます。
今後解消されるのか？エラーのままなのか？わかりません。
ポイントは使いたいので、新しい「dポイントカード」番号にdアカウントを紐付けします。
1つのdアカウントに登録できる「dポイントカード」『dカード プリペイド』（プラスチックカード）の枚数は3枚までです。
「dポイントカード」番号を1つにまとめることはできないようです。
「dポイントカード」は一度登録すると、登録を解除しても他のdアカウントに再登録することはできません。（最初に登録されたdアカウントに再登録は可能）
複数dアカウントを持っている場合などは、どのアカウントに紐付けするか間違えないように登録しましょう。
少々ややこしいですが、不正利用対策でしょうね。
自分は、普段利用しているスマートフォンのアプリ「dポイントクラブ」から「カードの追加登録」をしました。
ドコモショップやウェブサイトからも登録可能ですよ。
ここはドコモ回線ではないWi-Fiからでも大丈夫でした。
詳しくは「dポイントクラブ」のサイトへ。
『d払い（iD）』から『dカード プリペイド』へ
『d払い（iD）』の期限までまだ数ヶ月あったのですが、『dカード プリペイド』作りました。
『iD』を使い続けたいだけなので、お得感は考慮していません。
ですが、Mastercardは持っていなかったので、少し便利になったでしょうか？
カードの保管には気付けないといけませんね。
『d払い（iD）』は停止することもできますが、ギリギリまで併用します。
カードを出すよりスマホを出す方が早いんですよね。
『AQUOS SH-02L』のおサイフケータイは本当に楽だったのに……。
『dカード プリペイド』もレアなカード（利用者が多いとは思えない！）なので、サービス終了にならないことを願いながら使います。
