年号の令和にもやっと慣れてきた今日この頃、昭和の想い出を残す作業をしています。
子供の頃、ラジオやレコードからせっせと録音した音楽の数々。
ヒット曲の多くは音楽系配信サイトで公式から再び聴けるようにはなっています。
しかし、ちょっとマイナーなアーティストさんの曲だったり、レコード会社さんの考え方だったり、曲を作った方の信念だったり……、ネット上には見つからない曲がカセットテープの中にあります。
カセットテープの中身をパソコンやスマホで聴けるようにしよう!
カセットテープをCDやMP3にするサービスは、カメラのキタムラの「思い出レスキュー」や、ダビングセンターの「MD, カセットなどからCDを作成」などがあります。
もちろん料金がかかります、本数が多ければそれなりに。
時間もかかります。
一度、古いビデオテープをDVDにしてもらいましたが、中身によっては著作権などに触れそうなら断られると聞いたので、必ず変換してくれるとは限りません。
となると、自力でなんとかするしかありません!
今、地道に作業している途中です!
必要最低限の道具で!です。

図にしてみると、”アナログ音を出す物”を”デジタルに変換する物”で中継して”パソコンで録音”というシンプルな考え方ですね。
Bluetoothに対応していない出力機器をBluetoothで接続できるよう変換する機器も使ってみたのですが上手くいきませんでした。
環境(相性?)によってはできると思います。
今回は全て有線接続です。
まだ動くカセットプレーヤーはありますか?
自分も古いラジカセに恐る恐るテープを入れて使っていますよ。
いつ壊れるやら。
パソコンに内部音を録音できる何らかのソフトをインストール済みならOKですが、新たにインストールするなら無料で使えてノイズ除去機能もある「Audacity」がオススメです。
フリーソフトなので絶対に安全とは言えませんが、ダウンロードは公式サイトで。
一番の悩みどころはアナログ音声をデジタルにする変換機(コンバーターやオーディオキャプチャーという名前)をどれにするか?です。
カセットプレーヤーとの相性もありそうです。
¥1,000〜¥5,000くらいで色々と種類があるので、もし上手くいかなかったら別なタイプを試した方が良いかもしれません……。
↓Windows専用で音声キャプチャーのみならお手軽。
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↓後々ビデオテープもデータ化するなら映像端子付きでMacもOK。
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↓直接SDカードやUSBメモリに取り込めるタイプもお手軽ですが、編集したい場合にパソコンのソフトで開く手間がかかります。
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↓カセットテープ限定!USBメモリに直接MP3変換!イヤホンジャックでカセットプレーヤーとしても利用可能(録音は不可)!
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接続ケーブルは各機器の入力・出力部分によりお手持ちのケーブルが使えたり、端子の違いによってはアダプターやハブが必要かもしれません。
後でビデオテープもデジタル化する予定なら、映像用端子も付いているケーブルを選んでおくのが良いでしょう。
録音・編集ソフト「Audacity」の説明も軽くしておきます。
パソコンに「Audacity」をインストールしたら、「Audacity」の「オーディオ設定」で接続した変換機が「録音デバイス」として選ばれているのを確認します。
名前が出ていなければ「オーディオ情報を再スキャン」するか、ケーブルを接続した状態でソフトを開き直すと出てきます。
(パソコンのサウンド入力設定も確認する必要があるかもしれません。)
カセットプレーヤーのイヤホンジャックを利用する場合は、カセットプレーヤー側を手動でちょうど良いボリューム調節にします。
「Audacity」の録音中画面で右上ボリュームが赤色を常に振り切っているようなら大きすぎなので、初めの数分は画面と睨めっこして、やり直しするべきか見ていた方が良いです。

録音中は音が聞こえないようです。
Mac miniのサウンドに複数出力装置を設定しているのですが、できるのかも?
自分の理解不足です……。
元々のテープの音質がとても悪いと難しいのですが、少々のノイズは「Audacity」の「エフェクト」で「ノイズの低減」ができます。
音楽や歌の場合は、あまりノイズ除去しすぎると音が歪んで聞こえてしまいます。
「音割れの修復」や「音量の増幅」機能も使ってみましたが、元々の音楽が崩れるので調整が難しいです。
ラジオなどの話し声だけなら強めにエフェクトをかけても不自然さは許容できるかも。
綺麗な音声にしたいならもっと高度な修復ができるソフトが必要なのでしょうが、ノイズも想い出として納得しましょうか……。
MP3などに書き出しすればスマートフォンに入れて持ち歩いて聞くこともできますね。
MP3の場合、書き出し時の音質設定にもよりますが、極上220〜260kbps設定で40〜50分程度(音楽アルバム1枚分)が50MB前後の容量です。
「Audacity」の編集で曲ごとにタイトルを記入してラベル付けすれば、1曲ずつ分けて出力するのも簡単です。
(ラベル付けするのが少々面倒ですけど)
大事な音源ならパソコン内の他に、ハードディスクだったりクラウドだったり、保存場所を複数にしておくのも必須ですね。
データ化し終わったカセットテープ、処分するべきですが気持ち的にまだできないです。
踏ん切りが付くまであと数年かかりそうです。
早めにデータ化、早めに処分、家族に迷惑をかけないためにも頑張ります!
コメントは優しくどうぞ